降誕祭シリーズ最終戦 ―2012年12月15日―
オープニングでは、いつもの挨拶ではなく、クリスマス・ソングの披露会となった。
CEO、秘書のジェシー、レフリーの寺山キャロリンが、クリスマス用の衣装で、演奏を開始。
初めは歓声を送っていた観客であったが、演奏が20分以上も続くと、「早く試合をやれ!」と、怒声が飛び交った。
第一試合:松田琉菜&大石リナ VS 白浜樹里&山吹響子
クリスマスのプレゼントとばかりに、突如、組まれた、松田と大石のタッグ。
二人とも、目を合わせる事すらしないが、客席からは拍手が沸き起こった。
連携攻撃こそなかったが、さすがに、二人のチームは、抜群の強さを見せつける。
松田が、張り手の連打。大石は久しぶりに、パラダイス・ロストを披露。
この日、一発もパンチを出さなかった理由について、松田は、「聖なる夜だから、おしとやかに、してやった」と後述。
最後は、回転首固めで、大石が白浜をフォール。
松田が、山吹をカットする場面が、唯一の連携ともいえるが、
勝ち名乗りもあげず、松田は終了と同時にリングを降りて行った。
松田琉菜&○大石リナ(7分12秒 回転首固め)白浜樹里×&山吹響子
第二試合:犀川あやめ VS 乙瀬深雪
新人最強決定トーナメント3位決定戦。
プロレス入門前の実績では上にありながら、開幕シリーズで乙瀬相手に、敗北を喫した犀川。
この日は、3位の獲得のみならず、その時のリベンジも果たしたい思いが強いという。
空手とキックボクシングが下地にある両者は、意識的に、打撃の応酬で試合を進めてゆく。
中盤戦。乙瀬の飛び膝蹴りが、奇麗に決まり、犀川はダウン。
ロープ際で、フォール負けは避けられたが、立ち上がるのも、やっとの状態。
だが、ほとんど意識の飛んでいたという犀川を見て、余裕を感じてしまったのか、乙瀬はフォールを取りに行かず、打撃にこだわる。
KO決着を狙っていた様なのだが、これが裏目に出た。
犀川の、後回し蹴りが、みぞおちへ決まり、乙瀬は前かがみにダウン。
そのまま動く事が出来ず、レフリーはカウントの途中で、試合を止めた。
○犀川あやめ(10分29秒 KO)乙瀬深雪×
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