白浜樹里ドイツ武者修行特集 ―2013年05月04日―
第一戦:ブラック・ハンザ VS 白浜樹里
ドイツで修業を重ねる白浜樹里は、バイロイトで行われる、ザビーネ・クライバーの自主興行に参戦。
「日本の善き魔女」と紹介され、アクションも大げさに登場した。
対戦相手は、ドイツとイギリスを股に掛けて活躍中の、ブラック・ハンザ。
基本に忠実な、キャッチスタイルで、主導権を握る。
サブミッションの技術に、白浜も中盤まで苦しめられた。
だが、パワー勝負においては、白浜の方に分があった。
ショルダータックルで、相手を吹き飛ばし、担ぎあげてからのアルゼンチン・バックブリ―カー。
ハンザは全く身動きが取れなくなり、ギブアップを告げた。
ドイツでの第一戦は、強引に勝利をもぎ取った印象ながら、客席からは歓声が飛んだ。
×ブラック・ハンザ(08分15秒 アルゼンチン・バックブリ―カー)白浜樹里○
第二戦:ザビーネ・クライバー VS 白浜樹里
ザビーネの自主興行、第二戦では、メインに抜擢された白浜。しかも、対戦相手は、ザビーネ自身が務めた。
意気込む白浜は、いきなりフロント・キックを繰り出すも、ザビーネは冷静にかわす。
こうした展開が何度も続き、白浜は翻弄された。観客からは、ザビーネの巧みさに、驚きを表す声も。
ザビーネは、派手な動きを出さないものの、じっくりと、サブミッションで体力を奪ってゆく。
スタンディングでの片羽絞めを極められ、白浜はギブアップ寸前。
自ら技を解いたザビーネは、フィッシャーマンズ・スープレックスで、3カウントを奪取。
序盤に攻め続けたものの、まるでダメージを与えられず、白浜は力の差を見せつけられ、メインを終えた。
○ザビーネ・クライバー(13分28秒 フィッシャーマンズ・スープレックス)白浜樹里×
第三戦:ナスターシャ VS 白浜樹里
ドイツでの最終戦は、「青い鳥」の異名を持つ、ナスターシャと対戦。
最後という事で、白浜は、結果を残したいと、出せる限りの技を繰り出した。
日本人選手を意識させるからと、ザビーネからアドバイスを受け、トラース・キックにまで挑戦。
ザビーネから教わった成果を見せつける様に、白浜はサブミッションで攻め立てた。
最後は、初披露の三角固めで、ナスターシャを失神に追い込む。
ドイツ修行の総仕上げというに、相応しい内容の試合となった。
×ナスターシャ(09分22秒 三角固め)白浜樹里○