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夏木立シリーズ最終戦 ―2012年9月8日―

第一試合:ビッグ・ホルスタイン VS 山吹響子


大石リナの欠場により、急きょ参戦が決まったのはサイクル・サーカスを主戦場にするビッグ・ホルスタイン。
大歓声に迎えられ、御伽桟敷のリングへ初登場を果たした。

対戦相手の山吹響子はグラウンドへ持ち込む作戦だったが、ホルスタインのパワーに対抗できず。
ラリアットで豪快に吹き飛ばし、サイドバスターであっさりとホルスタインがフォール勝ちを果たした。

○ビッグ・ホルスタイン(6分16秒 片エビ固め)山吹響子×

第二試合:松田琉菜 VS 桐谷かすみ


大石とのシングル戦を制した松田が桐谷かすみと対戦。
桐谷は大物食いを目指し気合十分。序盤から空中技を仕掛けていった。
しかし松田は適度に受け切った所でグラウンドに持ち込む。
最後は、腕ひしぎ固めで瞬時にギブアップを奪った。

○松田琉菜(5分23秒 腕ひしぎ固め)桐谷かすみ×

第三試合:雨宮佑香 VS 乙瀬深雪


乙瀬の蹴りに雨宮がどう対応するかに注目が集まったこの試合。
だが雨宮は間合いを取り、蹴りを受けない作戦に出た。
格闘戦の様な展開になったが、中盤から雨宮がエルボー、ストンピングの連打でラッシュをかける。
その後は一方的な展開になり、雨宮は初公開のパイルドライバーでフォールを奪取。
勝ち名乗りもそこそこにリングを後にした。

○雨宮佑香(10分38秒 体固め)乙瀬深雪×

第四試合(メイン):犀川あやめ VS 白浜樹里


今シリーズの主役に躍り出た犀川に対し、怒りを表明した白浜が直訴して行われたシングル戦。
白浜がショルダータックルで犀川を吹き飛ばすと歓声が起こる。
力強い攻撃で序盤の主導権は白浜が握った。

だが、打撃の応酬になると犀川が逆に主導権を握る。
蹴りに加え掌底が幾度となく白浜を追い詰めた。
一方的に攻められ、白浜はダウンを重ねていく。

このまま終わると思われたが、とどめのダイビングヘッドバッドを寸前でかわした白浜は、エアプレン―スピンの体勢。犀川を持ち上げる。
三度回転した直後、白浜は犀川の体を豪快に放り投げた。
驚きの声が会場に響く。

白浜はそこからエビ固めで押さえ込む。
強引に丸めこまれた犀川は暴れるも返す事が出来ない。
そのまま3カウントが入ってしまった。客席からは、この日一番の大歓声。
最終戦で、今シリーズの主役が痛い敗戦。
白浜はトップ戦線にギリギリで追いついた形となった。

×犀川あやめ(14分59秒 エビ固め)白浜樹里○