TOPPOSER工房御伽桟敷競技の結末2012> 夏木立シリーズ第四戦:2012年9月1日

夏木立シリーズ第四戦 ―2012年9月1日―

第一試合:雨宮佑香&桐谷かすみ VS 白浜樹里&乙瀬深雪


前回に続きタッグを組んだ雨宮と桐谷は、コンビネーションの良さで白浜、乙瀬をかく乱する。
雨宮がエルボーで乙瀬を捉えている間に、桐谷が逆さ抑え込みで白浜から3カウントを奪取。
シリーズ終盤になり、ようやく桐谷が調子を上げてきた形だ。
最終戦で犀川との試合を控えている白浜には痛い敗戦となった。

雨宮&○桐谷(12分39秒 逆さ抑え込み)白浜×&乙瀬

第二試合:犀川あやめ VS 山吹響子


松田とのタッグ戦後、犀川批判をほのめかした山吹。両者の直接対決が組まれた。
レスリングスタイルで攻めてゆく山吹であったが、犀川の後ろ回し蹴りを喰らってしまう。
みぞおちに入った為か山吹は動けず。レフリーが試合を止めた。
あっという間の決着に、客席の反応も鈍かった。

○犀川あやめ(2分17秒 TKO)山吹響子×

第三試合(メイン):松田琉菜 VS 大石リナ


ようやく実現した両者のシングル戦。
松田の指示により、この試合は60分1本勝負、オンリーギブアップの特別試合となる。
試合前に二人がにらみ合うと、早くも客席はヒートアップ。

ゴングが鳴り、仕掛けていったのは大石。
タックルでグラウンドへ持ち込もうとする。松田はタックルをさばき続けるものの、3度目に足を取られダウン。
密着した攻防から、大石が逆片エビ固めを決めた。

関節の取り合いで意外にも大石が上回る。
しかし松田は打撃に移行し反撃。顔面パンチへの批判が高まる中、松田が使ったのはボディへのパンチと頬を急襲するエルボーのコンビネーション。
レフリーは握りこぶしへの注意を行うものの、反則は取れず。
ダウンし四つん這いとなった大石の顎を、松田が蹴りあげ、場内は騒然となる。

大石は立ち上がる事すら困難な状態。
「オンリーギブアップだ!」松田が試合を止めさせない様に、レフリーへ文句を付ける。
レフリーの寺山は、反則裁定にするべきか迷っていたという。
ようやく半身を起した大石を無理矢理に立たせ、パイルドライバーを炸裂させた。

松田が三角絞めを仕掛けるも、完全に失神している大石を見てレフリーが試合を止めた。
ゴングが鳴るも三角絞めをかけ続ける松田は、「こいつはギブアップをしてないぞ!」とアピール。
白浜たちがリング上へ乗り込み、ようやく技が解かれた。
大石の完敗といえる内容に、客席も静まりかえっていた。

○松田琉菜(14分52秒 三角絞め)大石リナ×