TOPPOSER工房御伽桟敷競技の結末2013> 娑婆でなんちゃらシリーズ第二戦:2013年12月08日

娑婆で見た弥三郎は落ちぶれた僕の友人と知られたら恥ずかしすぎるのでやはり無視する僕なりの結論シリーズ第二戦 ―2013年12月08日―

第三試合:雨宮佑香 VS 桐谷かすみ


ローガ・トーナメントでは、不完全燃焼に終わった、両者のシングルマッチ。
エース戦線へ復帰した雨宮にとっては、もちろん、先の大会で不満だらけに終わった、桐谷にしても、内容が問われる一戦となる。
序盤から、雨宮がジャーマン・スープレックスを繰り出し、まずは主導権を握った。

桐谷も、攻められっぱなしでは、終わらない。
高い打点のドロップキックで反撃を開始すると、早々に、コーナー最上段から、セントーンを決め、深いダメージを与える事に成功。 中盤まで、桐谷が主導権を握り続けた。

雨宮は、カウンターで、スピアーを決め、形勢逆転。
更に、エルボー連打、パイルドライバーで追い込むと、コーナーポストへ登り、ダイビング・エルボーで仕留めに掛かる。

しかし、桐谷は、寸前でエルボーをかわし、再度、主導権を握る。
ロメロ・スペシャルを披露し、雨宮にギブアップを迫った。
動く事の出来なかった雨宮だが、粘り続け、ギブアップを拒否。
しびれを切らした桐谷は、自ら技を解いた。

追撃にロープへ走り、戻って来た桐谷へ、狙いすましたラリアットが決まる。またもや雨宮は形勢逆転。
さらに、ラリアットを連発し、とどめのスタナーが炸裂。力尽きた桐谷は動けず、そのまま、3カウントを聞いた。

○雨宮佑香(12分17秒 体固め)桐谷かすみ×

第四試合(メイン):犀川あやめ&若木真衣 VS 大石リナ&松田琉菜


今大会限りではあるが、久しぶりに御伽桟敷へ復帰した、松田琉菜は、クリスマスを意識したというコスチュームで登場。
大石と、今年4月以来となる、タッグを結成した。
対する、犀川&若木チームは、この試合より、正式なタッグとして始動。
いきなり、「最強」タッグとの激突となった。

序盤、相変わらずのグラウンド技術で、犀川と若木を圧倒する松田。
御伽桟敷を退団後、プロの試合はしていないというが、経験の差を見せつける。

やはり、大石と松田の優勢となる展開となったが、この流れを変えたのは、伏兵の若木。
後回し蹴りが、いいタイミングで決まり、松田をダウンへ追い込む。
この一撃で、松田の動きが、明らかに鈍った。

大石が、機敏に動き回り、主導権を握ろうとするが、犀川と若木は、弱った松田へ狙いを定める。
二人掛かりの攻撃が続き、動きを止められた松田へ、コーナー最上段からの二―ドロップ。
チームワークにおいても、「最強」タッグを上回った。

最後は、犀川のハイキックで、松田が失神状態に。
すかさず押さえ込むと、完璧な3カウントが入り、客席からは大歓声が起こった。
予想を覆す結果となったが、試合後はノーサイド。
松田は、犀川と若木の成長を、素直に称えていた。

○犀川あやめ&若木真衣(17分05秒 片エビ固め)大石リナ&松田琉菜×
☆その他の試合……

第一試合:白浜樹里 VS 葉月沙弥子

前大会のメインでは、積極的な試合で、高評価を得た葉月。
白浜を相手にしたシングルでも、結果を出したい所であったが、いつもの葉月に逆戻り。
奇抜な技を繰り出すも、主導権を握るまでには至らず。アルゼンチン・バックブリ―カーで、あっさりギブアップ。
大舞台以外では、活躍できない弱さがある様に見えた。

○白浜樹里(08分04秒 アルゼンチン・バックブリ―カー)葉月沙弥子×

第二試合:乙瀬深雪 VS 山吹響子

前回に続き、打撃を得意とする相手と闘う事になった山吹。
乙瀬相手には、これまでグラウンドで圧倒してきたものの、この日は、攻めあぐねた。
犀川と同様に、蹴りへ頼らないレスリングを身につけてきた乙瀬は、ラフファイトに加え、積極的にグラウンドでも勝負する。
終盤になり、蹴り技を解禁した乙瀬に、山吹は防戦一方。
だが、グラウンドへ引きずり込むと、肩固めで、逆転のギブアップ勝利。
試合後、山吹は、乙瀬へタッグを組む事を提案し、これを乙瀬も受諾した。

×乙瀬深雪(10分14秒 肩固め)山吹響子○