新月シリーズ第三戦 ―2012年7月14日―
第一試合:松田琉菜 VS 白浜樹里
松田が御伽桟敷でシングル戦を行うのは初。
前回メインに登場し評価を上げた白浜は、ショルダータックルの連発など、この日も肉弾相打つ展開を繰り広げる。
しかし、松田のボクシング流ジャブで白浜がダウン。
顔へのパンチ自体は反則の為、ダウンカウントは取られなかったが、松田は何とか立ち上がった白浜を腰投げで倒す。
そこから三角絞めへ移行し、レフリーストップで試合を決めた。
○松田琉菜(6分25秒 三角絞め)白浜樹里×
第二試合:雨宮佑香&桐谷かすみ VS 犀川あやめ&山吹響子
開幕から二連敗を喫していた犀川が念願の初勝利を飾った。
空手技に加え、コブラツイストや腕ひしぎ逆十字まで披露してゆく。
エースに指名された雨宮をも蹴りで圧倒。
山吹のアシストも功を奏し、最後はニ―ルキックで桐谷からフォールを奪った。
雨宮&×桐谷(12分56秒 片エビ固め)犀川○&山吹
第三試合(メイン):大石リナ VS 乙瀬深雪
犀川に完勝し勢いに乗る乙瀬が、大石とシングルで対決。
大石も御伽桟敷では初シングル戦になる。
序盤から乙瀬の蹴りが大石を襲った。
何度もダウンを喫し、「まさか?」という空気が会場を包みこむ。
だが、蹴りを喰らいながらも大石は張り手の連打で反撃開始。
アゲインストメイデンのトーナメントを思い出させる攻防に、観客もヒートアップ。
仰向けに倒れた乙瀬へ、ヒップドロップを決めると更に会場は歓声に覆われた。
スタミナが切れ動きの鈍くなった乙瀬へ、大石はバックドロップ。
これが決め手となり、3カウントが入った。
○大石リナ(10分34秒 体固め)乙瀬深雪×