春さるシリーズ第二戦 ―2013年02月02日―(※2月3日、録画放送)
第一試合:白浜樹里 VS 葉月沙弥子
現役女子高生として、一部で注目を浴びる、葉月沙弥子の第二戦は、白浜とのシングルマッチ。
デビュー戦と同様に、身軽さと奇抜な動きで攻めてゆくが、白浜のフロントキック一発で、形勢を逆転されてしまう。
最後は、アルゼンチン・バックブリーカーを決められ、ギブアップ。白浜との差は歴然だった。
○白浜樹里(7分19秒 アルゼンチン・バックブリ―カー)葉月沙弥子×
第二試合:冬月弓 VS 若木真衣
フリー参戦の冬月は、新人の若木相手にシングルマッチを行った。
まだ二戦目の相手に負ける訳にはいかない冬月であったが、若木の蹴りに苦しめられ、防戦一方。
ダウンを繰り返し、客席からは、ざわつきが多くなってゆく。
しかし背後を取ると、冬月は相手もろとも、後ろへ転がり、エビ固め。
必死の押さえ込みに、若木は返せず、3カウントが入った。
何とか面目を保った結果であったが、会場には、またもブーイングが響いた。
○冬月弓(10分04秒 エビ固め)若木真衣×
第三試合:桐谷かすみ&山吹響子 VS 松田琉菜&乙瀬深雪
勢いに乗ってきた乙瀬と、松田のタッグが相手では、力の差があると思われた、この試合。
山吹の粘りが、30分時間切れの、激しい展開を呼びこんだ。
終盤に、乙瀬の飛び膝蹴りが決まったものの、山吹はスウェーで直撃を避け、3カウントを許さなかった。
引き分けに持ち込まれた苛立ちからか、試合後、乙瀬は山吹に食ってかかる。
山吹も、珍しく感情的に応戦。両陣営が分けるまで、二人は、にらみ合いを続けた。
△桐谷かすみ&山吹響子(時間切れ引き分け)松田琉菜&乙瀬深雪△
第四試合(メイン):雨宮佑香 VS 犀川あやめ
前回の試合で、タッグマッチながら、雨宮から初勝利を奪った犀川。
再びエース戦線へ返り咲いた犀川は、多彩な蹴りで、試合の主導権を握る。
これまでは、蹴りで攻め続け、逆転される傾向のあった犀川だが、この日はフェイスバスターを初披露。
引き出しが増えた所を見せ、雨宮に反撃の機会を与えないまま、試合は進んだ。
ダイビングヘッドバッドを狙ったという犀川は、コーナーポストの最上段へ。
だが、ここで雨宮が蘇生。犀川の脚をつかみ、強引にコーナーポストから引きずり落とした。
ダメージを負った犀川へ、雨宮はスタナーを炸裂させる。
しかし、雨宮はフォールへ行かず、犀川を立たせると、至近距離でエルボーの連打を繰り返す。
犀川は反撃できず、無抵抗となったのを見て、レフリーが試合を止めた。
ゴングが鳴らされた直後に、新人の若木真衣が、勢いよくリング上へ。
前蹴りで雨宮を吹き飛ばし、犀川を救出すると、驚く事に、シングルマッチを要求。
だが雨宮は、これを無視。観客へ勝利をアピールすると、リングを後にした。
○雨宮佑香(13分05秒 TKO)犀川あやめ×