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篠薄シリーズ最終戦 ―2012年11月3日―

特別試合:大石リナ VS ザビーネ・クライバー


本日を持って一時帰国をするザビーネが、10分一本勝負のエキシビジョンで大石と対戦。
互いにキャッチスタイルの重厚なレスリングを披露する。

残り時間30秒。ザビーネのフェイスロックが、ガッチリと決まる。
大石は何とか耐え抜き、引き分けに持ち込んだ。

△大石リナ(時間切れ引き分け)ザビーネ・クライバー△

第一試合:犀川あやめ&乙瀬深雪 VS 山吹響子&桐谷かすみ


松田の傘下となった乙瀬が犀川とタッグを組み再出発。
その試合運びに注目は集まったが、乙瀬はラフプレイで主導権を握る。
客席からはブーイングの嵐となった。
しかし最後まで乙瀬はラフ攻撃。桐谷を乱暴に踏みつけている間に、犀川がヒールキックを山吹へ炸裂させ、フォールを奪った。

○犀川あやめ&乙瀬深雪(8分41秒 片エビ固め)山吹響子×&桐谷かすみ

第二試合:大石リナ VS 白浜樹里


本日二試合目となる大石へ、機運に乗る白浜が挑んだ一戦。
一進一退の攻防が続き、客席が沸く中、白浜はジャンピングネックブリ―カ―を決める。

あわや、と思われる程に追い込まれた大石だが、ランニング式のパラダイス・ロストで逆転。
半失神となった白浜をバックドロップ一発で仕留めた。

○大石リナ(14分29秒 体固め)白浜樹里×

第三試合(メイン):松田琉菜 VS 雨宮佑香


御伽桟敷のエースが松田と一騎打ちを果たす。
大石、白浜と立て続けに敗れ、最後の砦となった雨宮は、セコンドにザビーネを置き、指示を仰ぎながら試合を進めてゆく。
フットワークを駆使し、松田の打撃には徹底して付き合わない。

隙を見ては松田の下半身へタックルを仕掛け、コーナーへ押し込む。
中盤まで雨宮は、松田の動きを完璧に封じ込んだ。
ロープブレイクで離れた瞬間に背後からラリアットを決めるなど、雨宮は今までにない積極性を見せる。

松田はグラウンドで勝負に出るが、雨宮はロープ近くのポジションを常にキープし、逃れる展開が続く。
三角絞めも何とかガードし、ここで20分時間切れを告げるゴング。
だが、ここで雨宮はマイクをつかみ延長戦を申し込んだ。
観客の声援も後押しし、10分間の延長が認められる。

延長戦に入ると、松田のスタミナ切れは明らかだった。
雨宮は馬乗りになり、一方的な攻め。松田はロープへ逃れるしかなかった。
遂には大石の仇とばかりに、パイルドライバーで松田を持ち上げ、叩きつける。
だが、延長戦もここで時間切れとなった。

会場は「再延長」を望む声と雨宮コールが入り混じる。
結果は引き分けながらも、スタミナ勝負で松田は雨宮に屈する形となった。

△松田琉菜(時間切れ引き分け)雨宮佑香△
※延長戦:10分一本勝負
△松田琉菜(時間切れ引き分け)雨宮佑香△