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篠薄シリーズ第三戦 ―2012年10月13日―

第一試合:大石リナ VS 桐谷かすみ


今大会より復帰を果たした大石は、10分一本勝負で桐谷かすみと対戦。
松田へ完敗した後だけに、どのような試合展開を見せるのか注目された。

桐谷のドロップキックを正面から受け切るなど、そのスタイルに変化は無かったが、新しい技を幾つか繰り出した。
最後も初披露の卍固めでギブアップを奪う。復帰戦を危なげなく勝利で飾った。

○大石リナ(8分19秒 卍固め)桐谷かすみ×

第二試合:雨宮佑香&山吹響子 VS 犀川あやめ&乙瀬深雪


前回、タッグを組みながらチームワークに欠け敗北を喫した雨宮と犀川。
互いにパートナーを変更し対戦に臨んだ。
しかし犀川と二度目のタッグとなる乙瀬が捕まってしまい、試合は一方的な展開に。
犀川も奮起するものの、乙瀬は序盤から押されまくった流れを変える事が出来ず。
最後は雨宮のスタナーで、あっさりとフォールを許した。
試合後も動けない乙瀬に対し、犀川がマイクを手にアピール。
「このまま沈んでもいいのか? 松田さんの所に来い。大石リナなんかに教わるから駄目になるんだ」と告げる。
その内容へ不快感を覚えたのか雨宮が睨んだ目を向けるものの、犀川はマイクを投げ捨てリングを後にした。

○雨宮佑香&山吹響子(13分7秒 体固め)犀川あやめ&乙瀬深雪×

第三試合(メイン):松田琉菜 VS 白浜樹里


松田へのシングル挑戦権を獲得した白浜だが、開幕シリーズのシングルでは完敗しているだけに、成長している姿を見せたい所。更に、勝った場合はCEOよりエースの座が保証されている。
序盤から松田は打撃を繰り出していくが、白浜は徹底的に距離を置き、付き合わず。
一部観客からブーイングが起こるものの、結果として松田の打撃を封じ込める事に成功した。

ショルダータックルを皮切りに、白浜のクラシックな技が次々と決まる。
さすがの松田もパワーでは対抗できず。
逆片エビ固めで絞り上げ、エアプレーンスピンへ。
ところが松田は体をひねり、この技から脱出。白浜は背後を許してしまう。

後ろから仰向けに倒された白浜へ、松田の三角絞めが炸裂。
前回はこれで終わっているだけに客席からは諦めの声も聞こえた。
だがロープ近くであった事が幸いし、白浜は下半身をばたつかせブレイクへ持ち込む。
ここから松田が自ら場外戦を仕掛けた。

三角絞めでスタミナを消耗した白浜は、場外で防戦一方。
リングのエプロン部分へ強制的に置かれた白浜へ、松田はツームストンパイルドライバーを敢行。
客席から悲鳴の上がる中、白浜は脳天から落とされた。

そのままエプロンで仰向けにダウンした白浜は動く事が出来ず。
レフリーが10カウントを数え、エプロン・カウントアウトで試合は決着した。

○松田琉菜(10分56秒 エプロン・カウントアウト)白浜樹里×